メルボルンの留学タイプを比較 ー ワーキングホリデー・海外インターン・大学留学の特徴とメリット
メルボルン留学には語学留学だけでなく、ワーホリことワーキングホリデー、海外インターン、大学留学など様々なタイプがあります。ワーホリの時給や仕事、海外インターンの探し方、大学留学の流れ、キャリアアップや就活に活かす方法など、各タイプの特徴をメリットを徹底的に解説します。
2カ国留学
語学学校の費用を抑えられ、ワーホリで必要な語学力を身につける方法として2カ国留学があります。
2カ国留学とは、語学留学の費用が安くマンツーマンで基礎の英語力を身につけられるフィリピン留学のあとにオーストリアやカナダに留学する2カ国を組み合わせた留学プランです。
近年ではフィリピン留学が人気が高まり、英語圏の進学前やワーホリ前にマニラやセブで語学学校に通う2カ国留学をする人が増えています。
一般社団法人海外留学協議会(JAOS)による「日本人留学生数調査2018」ではイギリスを抜きフィリピンが4位です。
メルボルンでのワーホリや進学、海外インターンシップ前にフィリピン留学をするのお勧めの留学プランです。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーとは、入国から丸1年間滞在することが可能で、勉強・仕事・観光のすべてが認められています。
日本以外の国を、ホリデー(休暇)として自分の過ごしたいように楽しむ、そして異文化交流を深めることが目的の制度です。
ワーキングホリデーはこんな人にお勧め
外国人の知り合いや友達を作りたい人
ワーキングホリデーする人の多くが、語学学校での勉強やホームステイの経験をします。
オーストラリアは移民の国とも言われるほど多くの人種が生活しており、メルボルンはシドニーに次ぐ第二の都市。
オーストラリア人に限らずさまざまな国の人と交流ができるのが魅力の一つです。
海外で働いてみたい人
ワーキングホリデービザは勉強するも働くのも自由なことが特徴のビザです。
学生ビザでの留学でも働くことができますが、あくまで学生がメインなので学校に通いながら空いた時間で働くことが許されているようなイメージです。
一方ワーホリであれば働いているだけでもOK。海外での就業経験をキャリアアップや転職に活かしたい社会人の人にも良い経験になるでしょう。
海外生活をしてみたい人
旅行で行くのと実際に生活してみるのとでは大きな違いです。よりメルボルンの習慣や文化を体感することができます。
世界一住みやすい都市に選ばれ続けているメルボルンは日本人の移住者も多くいますので、海外経験が無い初めての人にも安心です。
どんな仕事がある?
高い英語力を必要とする仕事
- レストランのサービス、電話応対含む(スピーキング力は伝われば良いが、リスニング力は重要)
- 通訳(ネイティブスピーカーとスラスラ会話ができるレベル)
- 日本語講師(日本語のルールや表現、生徒がわからない部分は英語で説明できるレベル。講師の資格を求められるケースもあり)
英語力は必要ない
- 日本食レストランのキッチンやディッシュウォッシャー
- ビルや個人宅、車の清掃
- ホテルのハウスキーピング
メルボルンでのワーホリ費用内訳
滞在費 | 約100万円 |
渡航費 | 約10万円 |
語学学校の学費費用 | 入学金:約2万円 授業料:約40万円(4ヶ月間) テキスト代:2万円~(クラスのレベル毎に購入が必要) |
海外保険 | 10万円~15万円 |
ビザ申請 | 約3.6万円(450ドル) |
その他交際費など生活費 | 約60万円 |
※ 滞在費は3ヶ月間ホームステイ、その後はシェアハウスに移動したとして計算
ワーホリ1年間の場合、合計で200万円~300万円となります。
しかしワーホリの場合は滞在中に収入を作ることができるため、全ての費用を日本で準備する必要はありません。100〜150万円の予算の準備ができればワーホリは可能です。
ワーホリの仕事別時給相場
レストランのディッシュウォッシャー | 時給 12ドル~(約1,000円~) |
寿司のテイクアウトショップのレジ | 時給 14ドル~(約1,100円~) |
日本食レストランのフロアスタッフ | 時給 15ドル~(約1,200円~) |
ローカルレストランスタッフ | 時給 22ドル~(約1,900円~) |
ローカルレストランの時給は高いのではなく、これがオーストラリアの時給の最低賃金です。
残念ながら最低賃金は守られていない場所が多いのが現状です。
日本人に限らず、中国人であれば中華レストラン、韓国人であれば韓国料理のレストランは最低賃金を下回ることがほとんどです。
ローカルのカフェに入れたとしても、英語力やサービススキルによって人それぞれ時給は異なるので、必ずしも最低賃金以上もらえるとは限りません。
最低賃金を守らないことは当然違法ですが、働く場所があるだけでもありがたいと感じるのが海外生活というのも現状としてあります。
日本食レストランで働けばまかないをもらえることも多く、食費がいくらか浮くこともあり、生活に困ることはないでしょう。
語学留学(学生ビザ)との比較
語学留学とワーキングホリデーでの滞在にかかる費用で大きく変わるのは学費と給料です。
何か特別な趣味嗜好がない限り生活費にそこまで差は出ません。
語学留学(学生ビザ)で渡航した場合、滞在している期間は学生でなければいけませんので、語学学校への費用がその分かかります。
また、語学留学(学生ビザ)でも働くことが認められていますが、週に20時間までと決まりがあります。
一方ワーキングホリデーの場合、まず学校に通うかどうかは自由です。
学校に通わない人は学費がかかりません。
ワーキングホリデーの場合は、学校にいかず仕事に専念する人であれば留学前に貯めた資金よりもプラスになることもあります。
ワーホリで必要な持ち物
服
オーストラリアの中でもメルボルンは四季がはっきりと分かれている地域です。
ワーキングホリデーで1年間滞在する場合、春夏秋冬すべてに対応できる服装を用意しましょう。
東京くらいの気候と思って準備すれば問題ありません。
変換プラグ
スマートフォン・パソコン・デジカメなどの電子機器を持って行く人がほとんどだと思います。
オーストラリアと日本ではコンセントの形状が違うので差し込むには変換プラグという中継機器が必要です。
空港でも購入できますが、家電量販店の方が安く手に入りますので、事前に用意を忘れないようにしましょう。
ワーホリお勧めの期間
休学したくない人は夏休みがお勧め
大学生であれば、「アルバイトやサークルを今のまま継続したい」「いきなり長期の留学は不安」など、留学に興味はあっても休学してまで行きたくはないという人もいます。
そんな人には夏休みなどの休暇を利用した1週間~1か月程度の短期留学がおすすめです。
短期とは言え、ホームステイに語学学校と、留学を味わうことは十分可能です。
ただ、短期留学をする場合はビザなし(ETAS)で渡航することがお勧めです。
ETASは電子渡航許可で3ヶ月以内の滞在が認められています。語学学校に通うことも可能なビザです。
オーストラリアでのワーキングホリデービザの利用は人生で1度きり。
1度入国したらその日から1年間のみ有効な貴重なものですので、短期留学時に使うのは避けましょう。
※オーストラリアにはワーホリ期間中に一定の条件をクリアすると2年目も滞在できるセカンドワーホリ制度もあります
外資系企業に就職したい人は長期留学
外資系企業への就活を検討している人には長期留学がお勧めです。
短期留学でも学校に通ってホームステイをするなど現地生活も体験できますが、大きな違いは仕事です。
ビザなしでの短期留学は働くことが認められていませんが、ワーキングホリデーでの滞在は働くことも可能です。
大学1年生、2年生の時に渡航し、海外インターンなどの経験が積めれば、そのまま就活に活かせることができるでしょう。
また、留学をしたという経験だけでは語学力を示す決定的なものにはなりません。
そのため、TOEICを受講するなどして語学力を示せるように勉強しておくことも大切です。
メルボルンでワーホリするメリット
住みやすい
イギリスのエコノミスト誌が選ぶ「世界一住みやすい都市」に7年連続で1位に選ばれています。
治安の良さ、交通インフラ、教育、医療、経済とどれも良い水準であり、世界的に人気の街です。安心して暮らせることは大きなメリット言えます。
仕事が見つかりやすい
大都市ということもあり、とにかく働き口はたくさんあります。日本食レストランも多くあるので、英語が心配な人も問題ありません。
ワーホリの魅力の一つは現地で仕事ができること。多少時給が安くても、ある程度シフトがもらえれば生活は困りません。
いろんな文化に触れることができる
移民の国とも言われるオーストラリアは、実にさまざまな国籍の人が暮らしています。
オーストラリア人以外ともたくさん交流ができるのが、オーストラリアの面白いところです。
メルボルンでワーホリするデメリット・失敗例
物価が高い
オーストラリアは物価が高いです。
特にレストランでの飲食はかなり高額で、日本のリーズナブルな居酒屋感覚で飲み食いすればお会計は2倍~3倍になることもあるでしょう。
解決策◎
なるべく自炊を心がけることと、まかないがあるお店でバイトすることがお勧めです。
地価が高い
オーストラリアの中でもメルボルンはシドニーに次いで地価が高いと言われています。
家賃が非常に高く、メルボルンでの一人暮らしは東京でするよりも費用がかかると思ってください。
解決策◎
ワーホリや留学で滞在する人の多くが利用するのがシェアハウスです。
シェアハウスとは、一軒家やアパートの部屋を複数人でシェアするスタイルのことを言います。
シェアハウスは探せば月に4~5万円程度で住めるところもあるので、節約には欠かせません。
ワーホリで役に立つ英語例文
I am looking for a job.
「仕事を探しています」という意味です。ワーホリの仕事探しは、カフェやレストランに直接履歴書を配り歩くスタイルが一般的です。
自己紹介の次に上記を言えば、何をしに来たかすぐに理解してもらえます。
仕事探し中でも、相手が明らかに日本人と分かっていれば英語で話しかける必要はありません。
I'm not sure
「わからない」という意味です。I don't knowと近いですが、I don't knowは全然知らない、見当もつかないというニュアンスで、I'm not sureは少し心当たりや検討はつくけどハッキリわからない、というニュアンスになります。
例えば仕事先で誰かに、ボスどこにいるかわかる?と聞かれたとき、実際はわからないけどなんとなく想像がつく場合は、以下のような回答ができます。
「I'm not sure, maybe in the toilet.(わからないけど、トイレだと思う)」
What's up?
「どうしたの?」という意味です。どうしたの?と軽く聞きたい時に便利な表現です。
ワーホリで英語力アップのためにやるべきこと
<ワーホリ中>積極的にコミュニケーションを取る
学校の友達やホストファミリーとの交流を楽しむことが、現地生活を楽しむには欠かせません。
受け身でいるとなかなか交流範囲が広がりませんので、ぜひ積極的になることを心がけましょう。
日常会話から得られる英語表現もたくさんあります。
<ワーホリ中>英語の勉強
コミュニケーションを取るのには、やはり英語が必要です。
1日1つずつフレーズを増やすだけでも、どんどん話せる幅が広がります。
英語力が向上すれば出来る仕事の幅も広がり、充実感にもつながります。
<ワーホリ後>語学学校で習ったことの復習
帰国すると一気に英語から離れてしまい、習ったことはすぐに忘れていってしまいます。
時間がある時に少しでも復習して、英語力をキープしましょう。
<ワーホリ後>TOEICの受講
TOEICで使われる単語や表現は日常会話にはないものも多く、英語の次のステップの勉強として効果的です。
また、ワーホリ経験は英語力の証明にはなりません。
TOEICのスコアを持っていれば誰が見ても英語力があることを証明できるので、就活や転職にも活かせます。
ワーホリを就活・転職に活かすためにやるべきこと
<ワーホリ中>ビジネス英語も勉強する
英語での会話がある程度できるようになったとしても、日常会話レベルだと選べる仕事の幅が限られてしまいます。
ビジネスメールの書き方などビジネス英語にも精通していれば、幅はグッと広がります。
<ワーホリ中>現地で働く
現地で英語環境下で仕事していた経験は大きなアピールポイントになります。
仕事の内容自体は簡単なものでも良いので、海外での職業経験を積むことが大切です。
<ワーホリ後>英語の勉強
英語を武器にしたいと思って就職や転職しても、その時に海外で学習したことを忘れてしまっていては意味がありません。
語学学校で習ったことの復習や単語の勉強など、英語力をキープできるよう勉強しましょう。
<ワーホリ後>TOEICの受講
経験値に加えてTOEICのようにスコアで示せる英語力があると、より書類審査や面接をパスしやすくなります。
就活時だけでなく、会社内でのキャリアアップにも使える要素になるので、受講をお勧めします。
ワーホリを楽しむための注意点
積極的になる
移民の国オーストラリアにワーホリに行く魅力の一つはさまざまな異文化交流ができることです。
黙っていても友達は増えませんし、英語力の向上も鈍いです。
学校の友達との触れ合いやイベントなどに積極的に参加しましょう。
仕事をする
ワーホリの醍醐味には仕事ができるところも挙げられます。
職場にも新たな出会いはありますし、なによりお金を稼げればやれることの幅も広がります。
日本とは違うワークスタイルも良い刺激になると思います。ぜひ、トライしてみることをお勧めします。
しっかり遊ぶ
長期で生活する上で、勉強したり節約も必要なことですが、毎日同じような暮らしではせっかくのメルボルンが満喫しきれません。
観光地やカフェ巡りをしたり、海や公園、ワイナリーに行ったり、みんなでBBQをしたり、海外生活を堪能しましょう。
良いリラックスやストレス発散にもなって、より勉強や仕事がはかどります。
ワーホリ出発までの流れ
- 情報収集を始める(1年前~)
- パスポート申請の手続き(半年前〜1年前)
- ビザ申請をする(半年前〜1年前)
- 語学学校へ申し込み(3ヶ月前〜半年前)
- 航空券購入(〜3ヶ月前)
- 海外保険など渡航準備(〜1ヶ月前)
- 出発
ワーキングホリデービザ申請方法
ワーキングホリデービザ申請条件
ワーキングホリデービザの申請条件は、30歳までの健康な人であれば、基本的に誰でもOKです。
カナダやイギリスなどは年間のワーホリビザ発給数に上限を設けており、抽選で対象者が決まるシステムです。
しかし、オーストラリアのワーホリは人数制限が設けられていませんので、いつでも申請可能です。
申請時に必要な書類
申請にはパソコン、パソコン用のメールアドレス、パスポートとクレジットカードが必要です。オーストラリア政府のサイトからパソコン上で申請を行います。
ビザ申請に関して解説した記事もたくさんありますので、個人での申請もカンタンです。
ワーホリで働く企業の選び方
仕事内容
慣れない海外生活の上、英語力もままならないという理由から働ければどんな仕事でも良いとする人がいますが、わざわざワーキングホリデーで来てそれではもったいないです。
オーストラリアは言葉よりも実力や働く姿勢を重視しますので、やりたい仕事内容がある企業に素直に応募することをお勧めします。
時給、給料
メルボルンは働き口が多い一方で、給料にバラつきがあります。
日本人経営のレストランではよくあることですが、ローカルのショップでも最低賃金を下回る時給のところが結構あります。
国が定めた規定通りの給料を支払っている企業の方が信頼度が高いので、給料も企業選びのポイントとして欠かせません。
シフト
給料や環境が良くても、1日の勤務時間が短かったり、あまりシフトがもらえなければ充実しません。
どの程度シフトがもらえるかも働く上で重要なポイントです。
メルボルンワーホリの体験談
メルボルンに約1年間ワーホリビザで滞在しました。
世界一住みやすい都市と言われる理由を感じられた1年間でした。
物価は高いですが、その分アルバイトの時給も高いので、シフトがしっかりもらえればお金には困りません。
日本だと冬にあたるクリスマス時期が真夏なので、ビーチでクリスマスも良い思い出として残っています。
治安が良く、人もフレンドリーで親切で、自然も多く、外食産業も発達しているメルボルン。
ワーホリが終わるころはメルボルンを離れることがとても寂しかったことを覚えています。
日本人も多いので初めての海外生活という人にもきっと安心だと思います。
海外インターンシップ
インターンシップとは、職業体験、実習訓練の事を指します。
就職や転職する前に実務を経験することで、入社後に思い描いていた仕事内容とのギャップが出ることを防ぐ目的もあります。
オーストラリアでの海外インターンシップは、まず英語圏での職業経験ができること、日本とは違う働き方を見ることで、自分は日本的な企業か海外的な企業どちらで働くことが向いているかを測る指標にもなるでしょう。
メルボルンは世界的に見ても大きな都市で、働き口も多く忙しいです。したがって、海外での職業経験を積むには良い環境です。
有給インターン・無給インターンの違い
有給インターンシップとは「給料有りのインターンシップ」です。
英語力やスキルによってやれる職種の幅は変わりますが、ホテルの清掃員の仕事など、英語力を必要としないものもあります。
無給インターンシップは給料が出ません。あくまで仕事の体験をさせてもらっている実務研修と思いましょう。
ミシュランに載るような最高峰レストランのキッチンの仕事などは倍率が高く、なかなか働く機会を持てませんが、無給であれば一定期間雇ってくれるところもあります。
給料の相場は雇用先によりますが、大体時給17ドルくらい(時給1,400円程度)が目安です。
海外インターンシップはこんな人にお勧め
しっかりした企業で働きたい人
有給インターンシップを受け入れている企業は会社としてある程度しっかりしているところが多いです。
緊張感の中にも安心感を持って仕事の経験がしたい人には向いているでしょう。
ネームバリューのあるところで働きたい人
世界的に有名なホテルなども有給インターンシップを受け入れているところがあります。
大学生であれば就活の時に、社会人であれば転職時やキャリアアップの時にアピールポイントにできる海外経験になるでしょう。
将来的にメルボルンでの経験を積極的にアピールしたい人にもインターンシップは向いています。
安定して働きたい人
レストランやカフェで働くと、週によってシフトのバラつきが出たり、暇な時期は早上がりが続いたりと思うように働けないことも出てしまいます。
インターンシップの場合は、ある程度決まったリズムで働くことが可能です。安定して働きたい人にも向いていると言えるでしょう。
メルボルンの求人職種
高い英語力を必要とする
- 日本食レストランのフロアスタッフ、電話対応あり(日常会話がある程度できる、相手の言っていることが理解できる)
- ローカルレストランのスタッフ(ネイティブと普通に会話できるレベル)
- コールセンターのオペレーター(ビジネス英語も使いこなせるレベル)
英語力は必要ない
- オーペア
- ディッシュウォッシャー(皿洗い)
- ホテルの清掃
メルボルンの海外インターンで必要な費用
インターンシップで必要ない費用は、有給か無給かによっても大きくことなります。
以下、それぞれの費用内訳をみてみましょう。
無給インターンの場合
無給の場合は、かかる費用を全て日本で用意する必要があります。
1年間のインターンでかかる費用の内訳は以下の通りです。
滞在費用(ホームステイの場合) | 100~120万円 |
渡航費 | 約10万円 |
語学学校の学費費用(6ヶ月の場合) | 入学金:1.5~2万円 授業料:約50万円 テキスト代:約1.5万円(クラス別に購入が必要) |
海外保険 | 10~15万円 |
ビザ申請 | 約4.5万円(学生ビザの場合) |
その他交際費など生活費 | 約60万円 |
インターン参加費(ある場合) | 数千円~3万円程度 |
※ 滞在費用には家賃、食費、ネット代等が含まれます
合計の目安としては、1ヶ月で約40万円~45万円、3ヶ月で約90万円、6ヶ月で約160万円になります。
有給インターンの時給相場
カフェ店員 | 15ドル~ |
ホテルの清掃員 | 17ドル~ |
カフェの店員の方が、英語力を必要とする上にサービス業なので緊張感もありますが時給が低い傾向です。
忙しくて大変な一方、海外のカフェで働くことを憧れとする人も多く、人気職種ゆえに時給が多少安くても人が集まるという背景もあるのでしょう。
しかし、まかないが出る場合があるので、食費が浮かせられることもあります。
海外インターンで必要な持ち物
筆記用具
海外のインターンシップに限らず、どこで働くにも必ず持参しましょう。
ペンとメモ帳は必須の持ち物です。筆記用具が無いだけでやる気が無いとみなされてしまうこともあります。
腕時計
「何時までにXXやっておいて」と指示されることはよくあります。
仕事中にいちいちスマートフォンで時間を確認するわけにもいかないので、腕時計があると非常に便利です。
逆にキッチンスタッフだと仕事中の腕時計は禁止されることがあるので、着用しないように注意しましょう。
動きやすい服装
カフェや清掃員の仕事には汚れても良いチノパンや動きやすいスニーカーがあると便利です。
メルボルンでインターンシップをするメリット
英語圏であること
就職や転職のアピールポイントとして海外でのインターンシップ経験を持ちたい大学生や社会人はたくさんいますが、その多くが英語圏で英語を使って仕事をしたいと考えています。
オーストラリアは移民の国と言われるほど様々な国籍の人が住んでいますが、共通言語は英語ですので英語環境でのインターンシップが経験できます。
国際的な都市であること
メルボルンは世界的にも有名な国際都市。大都市ならではの忙しさの中には多くのビジネスが存在しています。
理想の仕事に就ければ、将来的なキャリア形成に大きく役立つでしょう。
時給が良い
コンスタントに働ければ、物価が高いメルボルンでも十分に暮らしていけるだけの給料を得ることが可能です。
メルボルンでインターンシップをするデメリット・失敗例
職場の仲間にネイティブが少ない可能性がある
メルボルンにはさまざまな国籍の人がワーホリや留学に来ていますし、オーストラリア人以外の人が業務の指揮を執っていることも多くあります。
仲間内でちぐはぐな英語でコミュニケーションを取りながら仕事をすることもあり得ます。
◎解決策
思い描いている環境と違う場合は、ほかの職場を探すことが一番手っ取り早いです。
倍率が高くて希望の仕事に就けないことがある
日本でもそうですが、人気のエリアや仕事は応募者が殺到するので希望の仕事に決まらず、就職や転職に活きる経験が出来ないこともあります。
◎解決策
その時ダメだったとしても、長期で滞在している内のどこかでチャンスは訪れるものです。日々チェックして、いつでも応募できるように準備しておきましょう。
インターンで役に立つ英語例文
Thank you for your call.
「お電話ありがとうございます」という意味です。インターンシップで働いている時に、お客様からの電話応対をする場面もあると思います。電話の締めのタイミングに使えるフレーズです。
What should I do?
「何をすれば良いですか?」という意味です。指示されたことが終わって手が空いた時などに使えるフレーズです。
Sorry for about that.
「すみませんでした」という意味です。何かミスをしてしまった時や、不手際があった時に使えるフレーズです。ただSorryと言うだけではなく、フレーズでしっかり伝えましょう。
\ シーン別のビジネス英語表現 /
インターンで英語力アップのためにやるべきこと
<インターン中>使えそうなフレーズを事前に用意して使ってみる
お客さんからしたらインターンシップと言えど従業員なので失礼は許されませんが、勉強した英語を使う機会でもあると捉えて、どんどん「言う」ことを心がけましょう。
口に出さないとなかなか定着しません。
<インターン中>聞かれて答えられなかったこと、言って伝わらなかったことをまとめる
仕事中に使うフレーズは使いまわせるものが多いことが特徴です。わからないことを1つずつクリアしていけば、気付けばサッと切り返せるようになっています。
どういう風に切り返せば良かったのかを整理して、友達や同僚に聞いてもらって正しい英語を勉強しましょう。
<インターン後>英語のフレーズを記録する
インターン中に使っていたフレーズも少し話す機会から離れると、すぐに忘れてしまうものです。
場面ごとに使える英語フレーズを整理して、いつでも見返せるように蓄積しておくことがお勧めです。
<インターン後>ビジネス英語を学ぶ
話すことに慣れてきたら、ビジネスシーンにおけるメールの文章の書き方なども勉強して対応できる幅を広げることがお勧めです。
ビジネス英語ができれば仕事の幅が広がります。
インターンを就活・転職に活かすためにやるべきこと
<インターン中>効率の良い仕事の仕方を学ぶ
何の仕事でも、人それぞれ仕事の仕方には違いがあります。
自分の周りの人がどのような仕事術で動いているのかを盗めるだけ盗んで、自分に合った効率の良いやり方を見つけましょう。
効率化を気にして動く姿勢は、どこで仕事をする時も役立ちます。
<インターン中>ビジネスマナーを学ぶ
お客さんへの接し方や身だしなみ、振舞いなど、ビジネスマナーも注意深く確認しましょう。
ビジネスマナーが備わっている人は就活時や転職の面接の段階でその片鱗が見えるもの。キャリアアップにも欠かせない要素です。
<インターン後>ビジネス英語の勉強
帰国後の就活に活かすためには英語力を日々向上させることが必要不可欠です。
一般英語に加えビジネス英語も使えれば、仕事の幅が広がります。ぜひ、少しずつでも勉強を積み重ねましょう。
<インターン後>TOEIC対策の勉強
ビジネス英語と並行して、TOEICの勉強も出来ると尚良しです。
就活時に英語力を示す指標として使えるのはTOEICのスコアになるので、良いスコアを持っていれば資格のような扱いになってきます。
英語力が高い人、という印象を持ってもらうのに効果的です。
インターン先の見つけ方
お勧めの海外インターンシップ紹介サイトと、申込み手順をご紹介します。
DENGON NET
- さまざまな求人の中からインターンシップを探す
- 申し込み
- 企業もしくは仲介会社と面談
- 就業開始
GO豪メルボルン
- さまざまな求人の中からインターンシップを探す
- 申し込み
- 企業もしくは仲介会社と面談
- 就業開始
どちらもメルボルンで生活する日本人のためにあるサイトです。インターンシップ以外、家探しなどの情報もあります。
インターンで働く企業の選び方
仕事内容を確認する
オーストラリアでインターンシップをするからには、将来的な就職や転職にアピールとして使いたいと考える人も多くいると思います。
なるべく自分が進みたいキャリアに合った企業や仕事内容に挑戦することが大切です。
英語環境であるかを確認する
メルボルンは多くの国籍の人が住む多民族国家のため、職場が意外と英語環境ではないケースもあります。
日系企業であれば日本人が多かったり、清掃員などの裏方だとインドやコロンビア出身者が多かったりします。
英語環境を重視する人は在籍している人の国籍を調べるのも重要です。
給料や勤務時間などの条件面を確認する
インターンと言えど、いち従業員として働くので給料や勤務時間、休日の日数などは適切に与えられることが必要です。
企業の良いように振り回されてはストレスも多く、トラブルの原因にもなりかねませんので、必ず確認しましょう。
インターンシップ開始までの流れ
- 適性診断など準備スタート(6ヶ月~1年前まで)
- エージェント、語学学校など申し込み手続き(〜6ヶ月前)
- 企業紹介および審査(〜6ヶ月前)
- 企業決定後、インターンシップ許可書申請(〜3ヶ月前)
- パスポート申請、取得(〜3ヶ月前)
- ビザ申請(ワーホリや学生ビザなど必要な場合)(〜3ヶ月前)
- 航空券の手配(〜2ヶ月前)
- 保険など渡航準備(〜1ヶ月前)
- 出発
インターンシップに必要なビザ
オーストラリアのインターンシップに必要なビザは、以下2つのどちらかで問題ありません。
- ワーキングホリデービザ
- 学生ビザ
ワーキングホリデービザの場合
申請は30歳までの健康な人であれば基本的に誰でも申し込み可能です。インターネットからの申請になります。
必要なものは、パソコンとパソコン用のメールアドレス、パスポート、クレジットカードです。
年齢制限のあるビザですので、計画は早めに立てておきましょう。
学生ビザの場合
ワーキングホリデービザとは違い、30歳を超えていても申請可能です。
学生ビザで滞在する場合は、オーストラリア滞在期間は学生である必要があるので「滞在する期間=通学期間」と解釈してください。
学校の選定~入学手続きを踏んでビザ申請となるので、先に学校に申し込み手続きが必要になります。
学校+仕事となるので、覚えることややることが多く、かなり忙しい日々になるでしょう。
インターンシップにエージェントは必要?
エージェントを利用するメリットとデメリットについて整理します。
手続きが楽
勉強やほかの仕事をしていて忙しい時だったとしても、エージェントを利用していれば海外企業との間に入って手続きを進めてくれます。
時間を有効活用し、かつ手続きが楽なのは嬉しいところです。
仕事が決まりやすい
エージェントであれば、企業の採用担当者に直接繋がれるので話が早く進むというのもメリットの一つです。
個人的に申し込んでも、担当者が忙しくてメールが埋もれてしまっては気付かれずに終わってしまうことも考えられます。
いろいろな案件の紹介をしてもらえる
多数の案件紹介をしている点もエージェントのメリットです。
もし自分の希望する就業先が定員に達してしまった場合のために、第二候補、第三候補を用意してすぐに動ける状態が作れれば、仕事探しの時間を短縮できます。
紹介手数料が発生する
エージェントはボランティアではないので、インターンシップの求人紹介や受け入れなどの諸々のサポートに費用が発生します。
資金に余裕がない状態で渡航した人には痛手になるでしょう。
担当者が詳しい情報を知らない場合がある
エージェントの人は斡旋先の企業で働いた経験がある人というわけではありませんので、内情を詳しく把握していない場合があります。
紹介されたニュアンスと、実際に働いてみてギャップを感じることもあるでしょう。
レスポンスが遅いことがある
エージェントの人はインターンシップの斡旋以外にもさまざまな仕事を持っています。
立て込んでいる時にはなかなかやり取りがスムーズにいかないこともあり得ます。
メルボルンでインターン後のキャリア
英語圏での就労経験をアピール
社会人として働いた経験がない学生にとっては、同世代の人に差をつける特に大きなアピールポイントになるでしょう。
ビジネスマナーが身につく
オーストラリアの中でもメルボルンは国際的な大都市です。
優良企業や一流ホテルも多く、田舎ののんびりしたフレンドリーな雰囲気とは異なり、しっかりとしたビジネスマナーが学べるところも多くあるのが特徴です。
ビジネスシーンで使える英語が身につく
海外インターンシップで得られるものの代表は何といっても英語です。
普段の日常会話とは異なるビジネスシーンに適した表現を学び、使えるようになれば、日本でも活かせる経験になることは間違いありません。
インターンシップから就職
インターンシップからそのまま就職をオファーされ、現地採用、海外就職ということもあり得ます。
ただ、海外で就労ビザを取得するには個人の英語力をテストのスコアで取得する必要もあり、仕事ができるようになるだけでは叶いません。
就職のオファーには仕事への取組みだけでなく、コミュニケーション能力や積極性などさまざまな要素が加味されます。
加えて、人手が足りないような現場状況も必要なので運もあるでしょう。
仕事をしながら学校に通い勉強する生活になるので、時間とお金、何よりも努力が必要です。
大学留学
オーストラリアで有名で人気の大学は下記になります。
各地にさまざまな優秀な大学が揃っています。
オーストラリアの大学の特徴に、入学のタイミングが主に2月と7月であることが挙げられます。
どのようなルートで大学に進学するか、大学によっても受け入れ時期が異なるところもあるので、5月や6月に入学というところもあります。
オーストラリアの大学進学に入試試験は無いので、IELTSによる英語力が証明できれば入学可能です。
メルボルン大学やシドニー大学の卒業率は高く、80%を超えています。その反面、大学中退率がオーストラリア内で問題視されているようです。
留学生の大学の学費は、年間に200万円を超えます。
生活費と合わせるとかなりの資金が必要になることも、中退原因の一つとされています。
TAFEとの違い
TAFE(Technical and Further Education)は職業訓練専門学校のことです。日本でいうところのいわゆる専門学校です。
留学生だけでなく、オーストラリア人も多く通っています。
TAFEから大学へ編入することも可能で、その場合大学2年時からのスタートになるため、大学にかかるコスト削減として人気の道でもあります。
大学留学はこんな人にお勧め
大手企業や外資系企業に就職したい人
オーストラリアの大学は世界的にも知られている優秀な学校が多く、卒業すれば就職や転職に有利な学歴となるでしょう。
特に学歴を重視する企業や外資系企業では、海外生活の経験も踏まえ、優遇される経歴になります。
大学院に進み、さらに勉強や研究がしたい人
オーストラリアの大学は設備や環境も整っており、勉強するにはうってつけです。
大学の後に大学院に進み、学問や研究をさらに深めたいという人にも最適です。
オーストラリアで長期的に生活・勉強したい人
治安が良く、自由な雰囲気で住み心地が良いオーストラリア。
メルボルンは都市部で店など充実していながらも自然が多く、勉強・仕事・遊びにちょうど良い場所です。
有意義な大学生活を送るのに適した環境であることは間違いありません。
メルボルンの教育制度
オーストラリアの大学は4年間で卒業が可能です。
入学の資格は英語力で、大学で定められたIELTSのスコアを取得していることが条件となります。
TAFE経由で大学に編入することも可能ですが、TAFEに入学するのもIELTSで英語力を示す必要があります。
メルボルンの大学の学費相場
オーストラリアの教育機関にかかる学費の相場(1年間)を比較します。
大学 | 200~250万円 |
TAFE | 約120万円(内容、学校による) |
語学学校 | 約100万円 |
大学は1年間で卒業ではありませんので、合計の授業料は大学が圧倒的に高いことがわかります。
メルボルンは生活費も高いので、かなり資金作りが必要です。
大学留学で必要な費用内訳
1年間の大学留学をする場合の費用内訳は以下の通りです。
滞在費用(ホームステイの場合) | 100~120万円 |
渡航費 | 約10万円 |
語学学校学費費用(6ヶ月の場合) | 入学金:1.5~2万円 授業料:約50万円 テキスト代:約1.5万円 |
海外保険 | 10~15万円 |
ビザ申請 | 約4.6万円(学生ビザの場合) |
その他交際費など生活費 | 約60万円(生活スタイルによる) |
滞在費用として家賃、食費、ネット代等が含まれます
メルボルンで大学留学するメリット
生活環境が良い
「世界一住みやすい都市」に7年連続で1位に選ばれているメルボルンは、世界的に見ても生活環境の良い都市で知られています。
教育・交通・医療・治安のすべての水準が良いので、安心した大学生活を送ることが可能です。
優秀な大学が多い
オーストラリアには国内に40校ほどの大学がありますが、その中の7校が世界大学ランキング100位内にランクインしているほど優秀な大学が多いことで知られています。
メルボルンにも、メルボルン大学、モナッシュ大学といった有名大学が存在し、それらの大学を卒業できれば学歴を重視する企業への就職活動に有利になることは間違いありません。
働き口が多くある
大学留学中に働いて生活費を稼ぐ人も多くいると思います。
メルボルンは大都市ということもあり、働き口は非常に多く、仕事探しに困ることはないでしょう。
大学進学できる英語力を持っている人なら、働ける仕事の幅も多くあります。
メルボルンで大学留学をするデメリット・失敗例
学費が高い
大学留学の学費は年間200万円~で、プラス生活費や交際費がかかるとなれば、かなり資金が必要であることは言うまでもありません。
TAFEを出て大学2年生からスタートしても3年間分の学費が必要なので、学費の工面が大変です。
◎解決策
現地で働きながら学費を稼ぐとなると、かなり仕事量をこなさなければならず、学業がおろそかになる可能性が出てしまいます。
日本でなるべく資金作りをしてから渡航することがお勧めです。
家賃が高い
メルボルンは世界的にも人気の都市ということもあり、地価が高騰している影響で家賃が高いです。
学費だけでも高額なところに家賃も高いので、節約生活が求められるでしょう。
◎解決策
ホームステイや1人部屋は高額なので、シェアハウスなどで家賃の節約を心がけることがお勧めです。
大学留学で役に立つ英語例文
大学は語学学校とは違い、英語で授業が理解できることが当たり前の環境です。
英語がわからない人に合わせたペースで授業は進みません。
授業どころか英語についていけなければ、充実した大学生活にはなりませんので、大学入学前はできる限り英語を勉強しておきましょう。
Can you say that again?
「もう1度言ってもらえますか?」という意味です。授業中に聞き取れないことがあった時に使えるフレーズです。
Have you seen any Japanese manga?
「日本の漫画を見たことがありますか?」という意味です。オーストラリアに限らず日本の漫画は世界的に有名なので、自己紹介ついでにちょっと話をするのにちょうと良いトピックになります。
What does it mean?
「どういう意味ですか?(書いてあることに対して)」という意味です。黒板や教材に書かれていることで不明なことがあった場合に使えるフレーズです。
大学留学で英語力アップのためにやるべきこと
<留学中>友達作り
講義を受けていることで、リスニング力やリーディング力はアップしますが、スピーキング力は話していないと同じようにはアップしていきません。
友達との会話は新しい表現に出会ったり、会話のスピードを早めたり、スピーキング力の向上に非常に役立ちます。
<留学中>英語の勉強
とにかく英語の勉強が必要です。
英語がわからないと自分だけどんどん取り残されて、学校に行くことすら憂鬱になってしまいます。
毎日頑張って勉強していればきっとついていけるので、仕事や遊びばかりにならず、勉強中心の生活になりましょう。
<留学後>TOEICの受講
オーストラリアの大学留学を終えた人にとって、TOEICのテストはおそらくそこまで苦戦しないでしょう。
日本の企業ではTOEICのスコアが英語力を測る指標として一般的ですので、将来的に使えるアピールポイントとしてテストを受講することがお勧めです。
<留学後>英語を使う環境作り
大学留学後に全く英語から離れてしまっては英語力のキープは難しいです。
海外の映画やドラマを観たり、メルボルンでできた知り合いや友達とテキストや電話をしたり、英語に触れる時間を確保しましょう。
大学留学を就活・転職に活かすためにやるべきこと
<留学中>しっかり授業についていくこと
オーストラリアの大学は優秀な大学が多いので、卒業できれば帰国後の就職や転職時の大きなアピールポイントになります。
ただ在籍していたことと、しっかり授業をパスして大学生活を過ごしていたでは、留学が終わるころの能力差は大きなものになるでしょう。
具体的にどのような生活を過ごしていたかという点も就職時に聞かれる項目となるので、真面目に学生生活を過ごすことが大切です。
<留学中>仕事もする
特に外資系企業に就職したい人にとって現地での就業経験は大きなアピールポイントになります。
外資系は日系に比べて実力主義なので、学歴もさることながら仕事力も非常に重視されます。少しでも働いた経験値があると好印象になるでしょう。
<留学後>TOEICを受講する
就職時の特に書類審査の段階では、誰が見てもわかる英語力を示せるものがあると強みになります。
日本ではTOEICが英語力を示すものとして一般的なので、就活前にテストを受講してスコアを提示できるよう準備しておくことがお勧めです。
<留学後>英語力をキープする
大学留学の経験を就職先で最大限に活かすためにも、勉強は継続しておきましょう。
英語力が必要な部署や仕事に就くことを希望して、英語についていけないでは話になりません。
大学の選び方
知名度で選ぶ
学歴として活かせる大学が良い人にとっては、メルボルン大学のような世界的に見ても上位とされている大学を狙うことがお勧めです。
専攻したいことで選ぶ
大学であればどこでも良い、と決めてしまうのではなく、やりたいことや興味のあるコースがある大学選びをしましょう。
オーストラリアの大学留学はとても費用もかかるので、なんとなくで進学することはお勧めできません。
地域で選ぶ
何年も通う場所なので、自分の居心地の良い環境であることも大切です。
生活することが嫌にならないような場所を選ぶことも選び方の一つです。
大学留学出発までの流れ
- 大学探し、エージェントや奨学金などプランニング(1年半~1年前)
- 出願・書類専攻・選考試験また情報収集など(1年~半年前)
- 滞在先、大学など入学に伴う諸手続き(半年~2ヶ月前)
- 休学する場合の届け出(半年~2ヶ月前)
- ガイダンス個別指導など(3ヶ月前)
- パスポート申請(3ヶ月前)
- 学生ビザ申請(3ヶ月前)
- 航空券の手配(2ヶ月前)
- 留学保険の手続き(1ヶ月前)
- 出発
大学留学に必要なビザ
大学留学には学生ビザの取得が必要です。
学生ビザの申請には、パスポート、入学許可書、海外保険への加入証明、クレジットカードが必要です。
ビザ申請はインターネット上で行い、申請費用は575ドル(約4.6万円)。
学生ビザの期間は、学生としてオーストラリアに滞在する期間分発給されます。
学生ビザでの滞在はワーキングホリデービザと違い、海外保険への加入が義務付けられています。
大学留学にエージェントは必要?
大学留学における留学エージェントのメリットとデメリットを整理します。
ネットには無い情報も持っていることがある
エージェントで働いている人には海外での留学経験を持った人も多いでしょう。
海外生活や留学における共通した話や、行き先がぴったり同じならコアな現地の事、美味しいレストランやバイト先のことなど、様々な情報がもらえる可能性があります。
手続きがスムーズ
出願書類の案内やビザ申請のサポート、海外保険の加入手続きなど、現地に滞りなく行けるサポートをするのがエージェントの仕事です。
自分で手続きや申請ができないわけではありませんが、慣れているエージェントの力を借りた方が圧倒的に時間の短縮になる上に間違いもありません。
英語サポートをしているエージェントもある
オフィス内に英語教室を設けて、渡航前に英語の授業を提供しているエージェントもあります。
ネイティブが担当しているクラスもあるので、非常に役立つでしょう。
住んでいる場所の近くにないことも
エージェント自体は数多く存在していますが、主要都市にあることがほとんどです。
住んでいる場所によってはオフィスに行くまでに1時間~かかるので、身近な存在と言えない人もいるでしょう。
担当者とのスケジュールが合わない
学校終わりや仕事終わり、土日などはどうしても予約が集中するので、なかなか担当者との時間の折り合いがつかないこともあります。
思い通りのスケジュールで進まない可能性も考えられます。
強引に勧める担当者もいる
保険やホームステイ先などの選定に時間をかけたくないために、選択肢をあまり提示してくれずにどんどん進めようとする人もいます。
押し売りに弱い人だと言われるままのプランになってしまうこともあります。
メルボルンの大学院に進学する
オーストラリアの大学院に進学するには、最終学歴と英語力が重要なポイントです。
大学院に進学するためには4年制の大学を卒業していて、IELTSのスコアが6.5以上が必要です。
テストとして評価されるポイントがあるので、テスト用の勉強をしていなければネイティブでも高スコアは取得できないと言われています。
IELTS requirements of the world’s top 200 universities in Australia in 2019に各大学が規定しているIELTSのスコアがまとめられています。事前に確認しましょう。
留学費用を格安にするコツ
学費に関しては決まった費用なので節約のしようがありません。
留学費用で節約できるポイントは生活費が大きなウエイトを占めます。
なるべく安い家賃のシェアハウスに暮らして、自炊をすることが格安留学を実現するために欠かせません。
授業料が安い語学学校を探す
海外インターンシップでは、高い英語力を求められる仕事が多いので、インターンシップ前に語学学校に通うケースが多いです。
また、ワーホリで働くためにも、最初に語学学校に通って英語力を付けることをお勧めします。
費用を考えるとき、語学学校選びも重要です。1ヶ月間の費用の目安としては下記の通りになります。
入学金 | 1.5〜2万円 |
授業料 | 10万円 |
教材費 | 8千円 |
合計12万円程度ですが、授業料が安いところでは8万円ほどの学校もあります。
学校選びで格安留学を実現することも可能です。
奨学金を利用する
トビタテ!留学JAPAN!
2014年にスタートした官民協働で取り組む海外留学支援制度。返済不要の給付型奨学金制度です。
エンデバー奨学金
オーストラリア政府が提供する給付型の奨学金です。世界各国から応募があるので、競争率は非常に高いですが、潤沢な奨学金が支給されます。
日本学生支援機構・海外留学支援制度
在籍大学などの間で行われる交換留学、認定留学などの派遣プログラムに参加する人が対象の奨学金制度です。
留学中の節約方法
なるべく自炊する
物価の高いオーストラリアは、外食にかかる費用が日本に比べて高いです。
休日など夜に友達とご飯を食べに行くような時以外、特にランチはなるべく自炊をして食事にかかる費用を抑えることが節約には欠かせません。
交通費のかからないエリアに住む
学校まで歩き、もしくは自転車で行ける距離に住めば交通費の節約が可能です。
週に5日電車やトラムを使うと大体月に1万円くらいの交通費がかかります。毎月1万円節約できれば大きな違いです。
シェアハウスに住む
メルボルンで住む家には、ホームステイ、シェアハウス、学生寮、1人暮らしなどさまざまな選択肢があります。
中でも安い物件が多いのがシェアハウスです。
地価の高いメルボルンでは家賃も高く、1人暮らしはよほど資金に余裕が無いと厳しいでしょう。節約にはシェアハウスがお勧めです。
メルボルンとブリスベン、留学するならどっち?
時給が高いのは?
メルボルン | 15ドル~ |
ブリスベン | 14ドル~ |
※最低賃金を下回っていますが、現実にある時給として記載しています
ワーホリの時給相場はほぼ違いはありません。働く場所によって時給の差が激しいので、比較検討してみると良いでしょう。
ちなみに、定められている最低時給は20ドルを超えるので、ローカルのレストランなどで働ければもっと良い条件で働くことが可能です。
海外インターンにお勧めなのは?
メルボルンとブリスベン、どちらでインターンをするのが良いか。どちらもオーストラリア国内の主要都市であり、実際のところ、給料・家賃を含めた物価・学費にほとんど差はありません。
決め手はどちらの都市の雰囲気や気候が自分に合っていて、どちらの都市に住みたいと思うかになります。
特に気候は大きく異なり、メルボルンは日本同様に四季がはっきりと分かれている一方、ブリスベンは年間通して温暖な気候で、寒い日でもコートを着るようなことはありません。
単純に行ってみたい、住んでみたいと思う都市に行くことをお勧めします。
特徴・メリット比較
それぞれの都市の特徴を見ていきましょう。
メルボルン
- 一部区間トラム無料など、交通機関が便利で住みやすい
- カフェやバーが充実している
- 働き口が多い
- 全豪オープンやF1の大会などイベントが多い
- 語学学校や専門学校が充実しており、教育水準が高い
ブリスベン
- 気候がとても良く住みやすい
- ゴールドコーストやケアンズといったほかの都市にも行きやすい
- シェアハウスを見つけやすい
- 語学学校や専門学校が充実しており、教育水準が高い
学費が安いのは?
メルボルンとブリスベンの大学の学費(1年間)の比較として、それぞれのエリアの主要大学、メルボルン大学とクイーンズランド大学で比べてみます。
メルボルン大学 | 250万円~ |
クイーンズランド大学 | 230万円〜 |
※ 1ドル80円計算(2018年12月時点)
授業料は専攻するコースによって異なりますので、目安としてください。コースによっては年間300万円以上かかるものもあります。
大学に入学しやすいのは?
メルボルンかブリスベン、どちらかの都市の最も有名な大学に進学したいと考えた時、入学に際して必要な英語力や授業の難易度は変わりません。
学費に関してはブリスベンの大学の方が安いですが、それも専攻するコースによっては大差がないものもあります。