メルボルンの短期留学と長期留学を比較 ー 1週間・1ヶ月・1年の特徴とメリット
メルボルンの留学期間について短期留学、長期留学の違いだけでなく、1週間、1ヶ月、1年間でそれぞれの期間の特徴やメリットを徹底的に解説します!
短期留学と長期留学
短期留学
短期留学とは、1週間~3ヶ月未満の留学を指すことが一般的です。
オーストラリアでは、観光ビザで最長3ヶ月間の滞在と語学学校へ通うことが認められています。
観光ビザの期間内で収まる留学は「短期留学」と言えます。
長期留学
長期留学とは一般的に半年〜1年以上の留学を指すことが多いですが、観光ビザでの滞在期間を超えた3ヶ月以上の留学期間を指す場合もあります。
そのため、ワーキングホリデービザや学生ビザでの留学も「長期留学」に該当します。
何のビザを申請するべきか、また、ビザの取得条件はビザによって異なります。
注意点として、ワーキングホリデーは1年間の滞在が可能ですが、就学できる期間は最長17週間(約4ヶ月)と決まっています。
短期留学と長期留学の違い
ビザには大きく分けて以下3種類があります。
- | 学校 | 仕事 |
観光ビザ | ◯ | ☓ |
ワーキングホリデービザ | 〇 ※1 | 〇 ※2 |
学生ビザ | 〇 | 〇 ※3 |
※1 最長17週間(約4ヶ月)の制限あり
※2 一つの雇用主で最長6ヶ月の制限あり
※3 週20時間までの制限あり
どのビザでも語学学校に通うことは可能です。
3ヶ月未満の短期留学であれば、ETASと呼ばれる電子渡航許可を事前に取得する必要があります。
ワーキングホリデービザと学生ビザはビザ申請に手数料が発生するので、留学費用が少々かさんでしまいます。
期間別の留学費用比較
メルボルンでの留学生活にかかる費用の概算です。
1週間 | 15万円~ |
1ヶ月 | 30万円~ |
1年 | 120万円~ |
1ドル82円換算(2018年12月時点)
どこに住むか(家賃、交通費)、どのような暮らしをするか(旅行、趣味、食費などの生活費)によって、滞在費は大きく異なります。
上記費用には航空券や留学保険など、想定される必要最低限の留学費用は含んでいるとお考えください。
学費は長く受講するにつれて1週間あたりの単価が安くなる傾向にあります。
例えば3ヶ月分程度まとめて申し込みすると授業料が安くなって、お得に留学可能です。
留学スケジュール例
1日のスケジュール
仕事はしていない、語学学校に通っているだけの生活リズムを想定した1日のスケジュールをまとめます。
7:00 | 起床、朝食 |
7:30 | 登校 |
8:00~10:30 | 授業① リスニング |
10:45~12:15 | 授業② リーディング |
12:15~13:20 | ランチ |
13:30~15:00 | 授業③ スピーキング |
15:30~17:00 | アクティビティ(参加自由) |
17:30 | 下校(友達とショピングやカフェ巡り) |
19:30 | ホストファミリーとの夕食 |
21:00~22:00 | 宿題、予習 |
22:00~23:30 | シャワー、くつろぎタイム |
23:30 | 就寝 |
1週間のスケジュール
仕事はしていない、語学学校に通っているだけの生活リズムを想定した1週間のスケジュールをまとめます。
月〜木曜
8:00〜17:00:語学学校
授業後のアクティビティは自由参加なので、15時に学校を出て友達と遊びに行くのも問題ありません。
金曜
8:00〜15:00:語学学校
学校終わりで友だちとショッピングやカフェ巡り、お酒が好きなら飲みに。
土日
ホームステイをしていれば、ホストファミリーとお出かけやBBQ。
学生寮で生活していれば、ルームメイトやハウスメイトとパーティー。
1ヶ月間、毎週末をアクティブに過ごせば、メルボルンの観光は十分に楽しめます。
メルボルンを楽しめたら、次はオーストラリア国内旅行が充実した過ごし方としてお勧めです。
出発までの流れ
- 申し込み (大体出発3ヶ月前までに)
- パスポートの手配 (申請から発行まで10〜14日間程かかる)
- 語学学校・ホームステイ先の選定
- 授業料、ホームステイ費用の支払い
- 航空券、海外保険の手配
- ホームステイ情報の確認(出発1ヶ月〜2週間前)
- 出発
1週間留学
1週間の留学は「お試し留学」と言えるものです。
特に海外生活が初めての場合に、「留学とはどのようなものか」「その国での生活に適用できるか」「留学は自分にとって取るべき選択肢なのか」を見極めるための期間。
英語力は1週間で急速に向上するというものではありません。
英語力向上のためというよりも、留学を体験してみる、次の1ヶ月〜の留学に向けて下見をしてみる目的で1週間留学をする人が多いです
1週間留学はこんな人にお勧め
留学を経験したい人
留学や海外初心者の人だと、なかなか留学のイメージが沸かず、いきなり長期での申し込みに躊躇してしまうこともあると思います。
自分にとって良い経験になりそうかを見極めるのに、1週間の短期留学はお勧めです。
オーストラリアの生活を経験したい人
ホームステイや学生寮での生活は、旅行とは違い、現地をより身近に体験できるもの。
数ある留学先の中で、メルボルンの環境はどのようなものか知りたい人にも短期滞在はお勧めです。
実力を試したい人
昨今の日本では高校生、大学生に限らず、社会人でも英語の勉強に力を入れている人は多くいます。
日本国内でも勉強はできますが、スピーキングや発音・自分で勉強した内容がどこまでネイティブに通用するか・勉強した理解内容は正しいか・など気になることはたくさんあります。
英語圏に行って、実際に英語を使ってみることが1番。
忙しい人
勉強にアルバイト、趣味などに忙しい学生でも、1週間であればGWや春休み・夏休みの一部を利用するだけです。
社会人でも普段の休みと有給を合わせれば、1週間程度なら休める範囲。中途退学や退職をする必要はありません。
予算的にも検討しやすいので、短期集中で勉強したい忙しい人にも最適です。いきなり休学や休職を選択する前に、まずはお試し留学が良いでしょう。
1週間留学の費用相場
1週間メルボルン留学する場合の費用内訳をご紹介します。
滞在費 | 2~3万円程度(ホームステイの場合) |
渡航費(往復) | 10万円程度 |
語学学校の学費 | 入学金:1.5~2万円 授業料:2~3万円 テキスト代:1万円程度 |
海外保険 | 2,500円程度 |
その他交際費など生活費 | 1~2万円(過ごし方による) |
※ 滞在費には家賃、食費、電気ガス水道代等の光熱費、ネット代等が含まれます
1週間留学のメリット
忙しい人でも行ける
なかなか長期の休暇が取りづらい社会人、部活やアルバイトが忙しい高校生や大学生の学生にとっても、わざわざ休職や休学をせずに、サッと留学できる期間。
短期集中で英語の勉強をしたい人にうってつけです。
海外生活が不安でも安心な期間
海外初心者にとって、留学は興味と同じだけ不安も付きもの。
英語がままならなければ日常会話すらできず、異文化体験をするどころかホームシックになってしまうこともよくあります。
海外生活が不安な人でも、1週間であれば旅行感覚で留学が可能に。心にゆとりをもって留学できる期間になるでしょう。
お試し期間として最適
「世界一住みやすい都市」のメルボルンとは言え、すべての人にとってそうとは限りません。
1年間など長期での留学を視野に入れている人には大きな費用と時間を費やすので、自分に最適な留学先であるかを知るために1週間はお試し期間として適しています。
また、お試し期間を利用してキャリアチェンジを検討するのもアリでしょう。
1週間留学のデメリット・失敗例
英語や海外生活がストレスになってしまうこともある
日本人はスピーキング力が特に弱いとされています。
外国人はめちゃくちゃな文法の英語でも積極的に発言します。
一方で、日本人は流暢に話せないことから内気になってしまい、友達ができないままに帰国の日を迎えてしまう人もいます。
ホームステイをしていても、ネイティブスピーカーの言っていることが理解できず、部屋にこもりがちになってしまい、帰国が待ち遠しくなってしまうことも。
これではせっかくの経験がもったいないですよね。
◎解決策
英語で話しかけるのが難しければ、まずは日本人を探して日本語で話しかけてみること。
1人でも話せる人ができれば気持ちが落ち着いて、視野が広がります。
そして、留学前になるべく英語の勉強をしておくこと。単語だけの勉強だとしても、必ず活きます。
メルボルンを満喫しきれない
グレートオーシャンロードなどの観光地、きれいなビーチ、カフェにワインバー。
実にさまざまな見どころ、アクティビティのあるメルボルンを楽しみきるには、圧倒的に時間が足りません。
◎解決策
1週間ではどうしても限界がありますので、週末のプランなど明確にして、限りある時間を有効に使えるように整理しておきましょう。
1週間留学で必要な持ち物
携帯やパソコン、デジカメを持って行く人が多いと思いますが、「変換プラグ」は必ず準備しましょう。
変換プラグが無ければ充電ができません。
時期によりますが、特に夏場のオーストラリアは紫外線が非常に強いので、海を楽しみにしている人はサングラスや日焼け止めは必須アイテムです。
シャンプーやボディソープなど、小さなボトルで持って行けるものは持って行き、現地での出費を減らすことがお勧めです。
パスポートやクレジットカード、海外保険の加入証明も忘れずに持って行きましょう。
また、メルボルンは天気が変わりやすいことで有名です。スニーカーなど歩きやすい靴・折りたたみ傘もあると便利でしょう。
短期とは言え、念のために常備薬をいくつか持って行くとより安心です。
1週間留学で必要ないもの
ホームステイ先によっては、ドライヤーなど貸してくれるところもあります。
こだわりが無ければわざわざ持参しないようにしましょう。荷物は少ないに越したことはありません。
ホストファミリーに喜ばれる持ち物
ホストファミリーになにかしらお土産を用意するのが、礼儀として一般的です。
子供がいる家庭であれば、日本のお菓子や文房具がお勧めです。
1週間留学を楽しむための心構え
積極的になる
ホストファミリーといる時、語学学校にいる時、友達といる時、どこにいても積極的に発言することを心がけましょう。
話しかけられる、誘われるのを待っていては時間がもったいないです。
充実の1週間を過ごすポイントは、積極性にあります。
現地のルールを守る
海外生活で突然気が大きくなって、あか抜けてしまう人は結構います。
特に短期留学で急速に仲良くなる人がいると、お酒が絡むトラブルは起こりがち。
オーストラリアは基本的に家や店以外、外での飲酒が禁止されています。
現地で生活する以上「知りませんでした」では済みませんので、文化や習慣もしっかりと把握し、迷惑をかけないように生活をしましょう。
プランを作っておく
勉強以外、観光も留学の楽しみの一つです。行きたい場所を整理して、後々後悔しないように計画を立てておきましょう。
1ヶ月留学
1ヶ月留学も短期留学ですが、1週間と比べるとホストファミリーや友達との関係構築もされ、留学生活にしっかり適応する期間。
観光を楽しみたい人にも十分な期間です。
1ヶ月留学はこんな人にお勧め
短期集中で英語の勉強がしたい人
1ヶ月の短期留学でも、語学学校に通ってみっちり英語を勉強すれば、それなりに英語力は向上します。
長期にしてしまうと集中力が続かない人には、1ヶ月の短期留学がお勧めです。
まとまった休暇・時間が取れる人
大学生であれば、夏休みを利用すれば1ヶ月の時間が作れます。社会人も会社の長期休暇の期間と有給を合わせれば1ヶ月作れる人もいるでしょう。
今の生活に変化を加えず、最大限留学したい人にとって1ヶ月は最適な期間です。
メルボルンを満喫したい人
1ヶ月あればメルボルン初心者でも、ある程度メルボルンを知ることができます。
旅行で行くよりも現地通になれる期間なので、海外生活をした経験が自信に繋がる期間としても1ヶ月はちょうど良い期間と言えるでしょう。
1ヶ月留学の費用相場
1ヶ月メルボルン留学する場合の費用内訳です。
滞在費 | 10万円程度(ホームステイの場合) |
渡航費(往復) | 10万円程度 |
語学学校の学費 | 入学金:1.5~2万円 授業料:8~10万円 テキスト代:1万円程度 |
海外保険 | 約1万円 |
その他交際費など生活費 | 4~5万円(過ごし方による) |
※ 滞在費には家賃、食費、電気ガス水道代等の光熱費、ネット代等が含まれます
1ヶ月時間があれば、メルボルン以外の観光も十分可能です。
1ヶ月留学のメリット
英語力が伸びたと実感できる
留学の目的である「英語力」。
いきなりペラペラになるまでの変化はありませんが、1ヶ月真面目に勉強に取り組めば、ホストファミリーや学校の先生、友達と日常会話で意思疎通を取れるくらいにはなれます。
友達と交流する時間が取れる
1ヶ月間毎日のように学校で会っていれば、その分仲の良さも増す上に、新たな友達もたくさんできるでしょう。
さまざまな国の人と交流して、英語だけでなく文化を知ることも留学の醍醐味の一つです。
観光も満喫できる
特に社会人の留学であれば、楽しかったからと言って簡単に戻って来れる場所では無いので、観光もしっかり楽しみたいところ。
1ヶ月時間があれば、メルボルン以外の観光も十分可能です。
1ヶ月留学のデメリット・失敗例
慣れや成長を感じたきた時の帰国になること
英語や現地の海外生活にようやく慣れてきて、「これから楽しくなってきそう」という時に帰国のタイミング。もっと滞在したい思いが沸く人も多くいると思います。
新たに出来た友達やホストファミリーともしばらく会えないと考えると、寂しさもこみ上げてきます。
◎解決策
ワーキングホリデービザなど適用する人で、戻って来れる人は、ビザを取得して新たなメルボルン生活をスタートするのも良いでしょう。
オーストラリアと日本は1~2時間しか時差が無いので、SNSで連絡が取りやすいメリットがあります。連絡先の交換は忘れずに。
ネイティブスピーカーと仲良くなるには時間が足りない
スピーキング力が伸びるには時間がかかるので、1ヶ月という短期間では流暢に話せるまでにはなかなか至りません。
ネイティブと話すには内容が薄く英語力にストレスを感じてしまうこともあると思います。
◎解決策
帰国したら縁が切れるわけではありません。帰国後も英語の勉強をして、連絡を取り合って英語を磨きましょう。
遊びきれない
メルボルンは天気が不安定な都市として有名です。
週末にビーチでのアクティビティなど楽しみにしていても、天候に恵まれず予定を断念することも多々あるでしょう。
観光や遊びのプランが盛りだくさんな人は、1ヶ月でも全然時間が足りないかもしれません。
1ヶ月留学で必要な持ち物
パスポート、クレジットカード、海外保険の証明書、常備薬は必須アイテムです。
クレジットカードはVISAカード1枚あれば十分です。その他、携帯やデジカメを充電するための変換プラグ。
ホームステイ先をする人は、ホストファミリーへのお土産も忘れずに用意しましょう。
メルボルンは晴れたり雨が降ったり、気候が安定しませんので、折りたたみ傘もあると便利です。
洋服の量は人によりますが、1週間分あれば十分ではないかと思います。
LCCのフライトでは、追加料金無しの預け入れ荷物の上限が20キロ程度ですので、これを超えない程度に納められると出費も抑えられます。
20キロ以内に収まる量を目安にしてはいかがでしょうか。
夏の時期に、海でのアクティビティを検討している人は、サングラスに日焼け止めも必須アイテム。必ず用意しましょう。
1ヶ月留学を楽しむための心構え
積極的に自分から話しかける
短期間で英語力を伸ばすのも、友達を増やすのも、自分の積極性が非常に重要なポイントです。
クラスメイトには自分から挨拶、自己紹介をしてどんどん会話をする機会を作りましょう。
価値観や文化の違いを楽しむ
メルボルンには実に多くの国籍の人が留学に来ています。
日本の当たり前は通用しませんので「海外はこんな感じなんだ」くらいに思える柔軟さは海外生活を楽しむ大切な心構えのひとつです。
観光プランを計画しておく
せっかくオーストラリアに行くのであれば、勉強だけでなく、観光も存分に楽しまないともったいないですよね。
行きたい場所やお店をリサーチして、しっかり計画しておけば、あとで後悔することがありません。
1年留学
1年留学はワーキングホリデービザもしくは学生ビザでの滞在となります。
語学学校で一般英語を学ぶ以外にも、ビジネス英語やバリスタコースなど、日常英語以外を学ぶことも可能です。
また、現地で仕事をすることも認められています。
1年留学はこんな人にお勧め
現地で働いてみたい人
1年留学と観光ビザでの短期留学との大きな違いは、仕事が可能という点です。
勉強した英語を実践で使うこと、職場でさらに知り合いを増やすことができる上に、就職や転職時にその経験を活かすことも可能です。
英語力や社会人としての経験値やスキルを持つ人は、現地企業にインターンシップで働き、海外転職を目指すこともできるでしょう。
しっかりと英語の勉強をしたい人
長期留学は語学学校以外にも、TAFE(専門学校)に通うなどの組み合わせで勉強を深めることも可能です。
一般英語以外にも学べれば、その後のキャリアに活かせる幅が広がります。
ワーキングホリデービザでの留学は、学校に通える期間が4ヶ月までと決まっています。
さまざまな都市で生活してみたい人
1年間の間、さまざまな都市に移動して生活することももちろん可能です。
海外移住を目指す人にも良い参考となる経験になるでしょう。
1年留学の費用相場
滞在費 | 約100万円(ホームステイの場合) |
渡航費(往復) | 10万円程度 |
語学学校の学費 | 入学金:1.5~2万円 授業料:約100万円 テキスト代:1万円程度 |
海外保険 | 12~15万円 |
ビザ申請 | 約4.6万円(学生ビザが必要な場合) |
その他交際費など生活費 | 約60万円(過ごし方による) |
※ 滞在費には家賃、食費、電気ガス水道代等の光熱費、ネット代等が含まれます
合計すると目安として、メルボルン1年留学の場合、290万円〜となります。
1年留学のメリット
仕事をすることができる
学生にとっても社会人にとっても大きなメリットは現地で仕事ができることです。
海外での仕事が経験出来ることだけでも経験値として活かせる上に、お金が稼げて、友達や知り合いも増えればメリットばかりです。
メルボルンでの生活をしっかり経験できる
1年間滞在すれば、日本のように四季があるメルボルンでの生活をしっかり満喫することが可能です。
人々の休暇の過ごし方やメルボルンならではの文化など、滞在が長くなればなるほどメルボルンの魅力に気が付けるでしょう。
英語力の向上が見込める
学校での勉強はもちろんのこと、家や職場など英語に触れる環境を常に持っていれば、1年後はなんなく日常会話ができるくらいに英語力は向上しているでしょう。
1年留学のデメリット・失敗例
日本人が多い
日本人にも人気のメルボルンでは、さまざまなところで日本人に出会うことがあります。
人によっては日本人といる方が居心地が良くなってしまい、滞在期間中ほとんど日本人とだけ過ごしてしまうことがあります。
◎解決策
日本人の友達ができることも大きな財産ですので、とても良いことだと思います。
ただ、帰国後に留学経験を活かしてなにかしたいと思っている人にとっては、あまりプラスになる経験にはならなくなってしまいます。
生活のどこかに英語を使う環境を持つように心がけましょう。
ネイティブスピーカーの友達ができない
語学学校に通って、日本食レストランで働くような流れが日本人留学生のよくある流れです。
しかし、この流れでは外国人の友達が出来ても、ネイティブの友達が出来ないことは多々あります。
周りに流暢に英語を話す人がいないので、なかなかスピーキング力も伸びず、海外生活に焦りやストレスに感じてしまうこともあります。
◎解決策
ランゲージエクスチェンジなどのイベントの参加や、ローカルの店で働くなど、なにかネイティブに近づける行動を起こすことが必要です。
1年留学で必要な持ち物
洋服
メルボルンは日本同様に四季があるエリアなので、すべての時期に対応できる服装を用意しましょう。
東京と同じくらいの気候とイメージすれば問題ありません。
インターンシップを予定していて、「スーツやセミフォーマルな服装が必要」のような指定がある場合は現地調達よりも日本から持って行くことが無難です。
変換プラグ
オーストラリアは日本とコンセントの形状が違うため、変換プラグという中継するものが無ければパソコンやスマートホンの充電ができません。
家電量販店で安く売っているので、忘れずに準備しておきましょう。
クレジットカード
万一現金がなくなってしまうことを想定して、クレジットカードを持っておくことをお勧めします。
また現地で紛失したり、読み取りができなくなってしまう可能性から、日本から最低でも2枚以上用意しておきましょう。
なお、荷物の量についてですが、LCCでお馴染みのジェットスターのエコノミーであれば預け入れ荷物(スーツケース)は20kgまで、のように各航空会社で標準の持ち物の重さを定めています。
標準の量を超える場合は、重さに応じた追加料金を支払う必要があります。
荷物の量の上限は、利用する予定の航空会社の標準の積載量を目安とすることがお勧めです。
持ち物を減らすコツ
シャンプーやリンスなどの重たくてかさばる日用品は現地調達をお勧めします。
化粧品や文房具など、日本製のものでこだわりがある物はなるべく持って行くようにしましょう。
メルボルンにはユニクロと無印良品があるので、日本と同じものが購入可能。しかし、それ以外はなかなか手に入りません。
冬は寒いとは言え、雪が降る程ではありません。コートは1着あれば十分。
留学中の心構え
積極的になる
「メルボルンのカフェのウェイトレスとして働いてみたい」と憧れを持つ人でも、英語力に自信がないことからレジュメ(履歴書)を配ることすらせずに、日本食レストランに応募して働き続けるような人が非常に多いのが現状です。
オーストラリアは言葉よりも、仕事に真面目にストイックに取り組める実力を重視する文化なので、どんどん挑戦して問題ありません。
遠慮しないで、積極的にやりたいことに挑戦する姿勢が充実した生活を引き寄せます。
節約ばかりしない
観光業や外食産業、国際的なイベントが活発なメルボルンに暮らしていて、毎日毎日変わり映えの無い生活では、1年間生活してもあまりメルボルンのことを知ることはできません。
メルボルンの文化を感じるためにも、家の外の生活もしっかり楽しむことが大切です。
オーストラリア人と同じ目線で行動する
考え方や価値観を理解するために効果的です。
わかりやすくオーストラリアと日本で違う異なる点をレストランを例にご紹介します。
日本人だとオーダーが決まるとすぐに手を挙げて店員を呼びますが、オーストラリア人はそれはせず、メニューをたたんで待つ、もしくは目で合図するくらいしかしません。
客と店員は同等の立場なので、店員がオーダーを聞きに来るまで待つのが礼儀というジェントルマンなスタンスです。
良いサービスに対してはチップを置くことも一般的。
アジア人によくある、店で横柄な態度を取るような人はいません。1年も滞在するのであれば、現地の価値観に合った行動を心がけましょう。
メルボルン1年留学の体験談
メルボルンで1年間の留学生活を送りました。
語学学校に10ヶ月間通い、一般英語クラス・IELTSクラス・進学英語クラスを受講しながら働いて、休みの日は職場の人かシェアハウスの人たちと毎週のようにパーティをして盛り上がりました。
IELTSと進学英語クラスは苦戦して頭が痛い日々でしたが仕事は楽しくて、充実した海外生活だったと思います。
ネイティブの友達よりも日本人の友達の方が多く出来ましたが、日本でも繋がれるので、とても貴重な財産になっています。
個人的にメルボルンへの留学は、価値観の変化や将来に与える影響力の出る経験となり、行って良かったと思っています。
メルボルンでの1年間
春(9月~11月)
徐々に暖かさを感じられる時期で、公園で散歩やピクニックをする人たちが増えてきます。
日中は半そでで過ごせても、夕方近くには冷え込みますので羽織れるものは持っておくようにしましょう。
夏(12月~2月)
メルボルンのベストシーズンです。休日はビーチやビアガーデンが大勢の人で賑わいます。
テニスの全豪オープンやF1の大会も、この季節に街の中心地で行われます。
日中は非常に暑く日差しが強い日が多いですが、朝晩は冷え込むこともよくあります。
外で過ごす際の紫外線対策は必須です。突然雨が降ることも多々あるので、折りたたみ傘があると便利です。
秋(3月~5月)
メルボルンの中心地では毎年コメディフェスティバルという大きなイベントが開催されます。
世界中のコメディアンがさまざまな場所でショーを行うイベントで、世界各国からの観光客で賑わいます。
言葉なしの喜劇などを披露する人たちもいるので、英語に自信が無い人でも楽しめます。
冬(6月~8月)
雪が降るほどの冷え込みとまではいきませんが、非常に寒いのでコートにマフラーは欠かせません。
外で飲むことが大好きなオーストラリア人もさすがに控えめになり、外は静かな季節です。
社会人が長期留学行くべき理由
社会人経験を活かせる
留学生の多くは大学生など、まだ社会人として働いた経験が無い人たちです。
レストランなどで仕事を始める前にはトライアルを実施するところがほとんどです。
面接の後にトライアルとなるので、採用後の研修と勘違いする人もいますがこれは試用試験です。
実力主義のオーストラリアでは、このトライアルで「ある程度働けそう」と印象を持ってもらえなければ、日本食レストランであっても本採用してもらえません。
英語力やスキルが無くても、仕事に対する取り組みの姿勢に社会人経験が自然と活きてくることが多く、仕事が決まる人が多いことが特徴です。
帰国後のキャリアアップや外資系企業への転職に活かせる
留学までの社会人経験に、語学力や海外での就業経験が加われば外資系企業への転職を含めた新たなキャリアが広がるでしょう。
インターンシップを通じて現地企業への就職の道もあり得ます。
選択肢を広く持つことができる
学生よりも社会人が長期留学をするメリットとして、資金力があることも挙げられます。
資金があれば、通う学校や期間、住む場所、休日の旅行など、選択肢や出来ることの幅が広く、自分の思い描くプランに沿った留学が実現可能です。
大学生の長期留学、何年生がベスト?
大学1年生
メリット
- 受験で勉強した学力を活かせる
- ギャップイヤーとして、留学の時間を作りやすい
デメリット
- 同年代の友達を作りやすい機会を逃す
- 大学生活に出遅れを感じる
大学2年生
メリット
- 就活に活かせる経験が出来る
- 交換留学の時間が取りやすい
デメリット
- 成人式に出席する場合、1度帰国する必要があるので出費がかさむ
- バイトやサークルを一旦辞める必要がある
大学3年生
メリット
- 就活に活かせる経験ができる
- お酒の席でも楽しめる
デメリット
- バイトやサークルを一旦辞める必要がある
- ボストンキャリアフォーラムに参加できない可能性がある
大学4年生
メリット
- 就活に活かせる経験ができる
- 留学で得た英語力をすぐに仕事で使える
デメリット
- 卒業旅行に参加できない可能性がある
- 内定先の研修期間と重なる可能性がある
便利なカジュアル英語フレーズ
How come?
なぜ?という意味で、Why?の口語のようなイメージです。友達やルームメイトとの、カジュアルな会話の中で使えます。
Sorry?
ごめんなさい、という意味ではなく、もう1度言ってもらえる?Pardon?と同じ使い方のSorryです。
ホストファミリーや先生からなにか言われて聞き取れなかった時に言ってみましょう。
店員さん相手にも問題なく使えます。
After you.
お先にどうぞ、という意味です。
お店のドアでばったり出入りのタイミングがかぶってしまった時などに使えるフレーズです。
カンタンなフレーズですが、男性の人は特に、サラっとレディーファーストで使えると好印象のフレーズです。
オーストラリアで就職活動する方法
オーストラリアは日本のように、春に一斉に新卒が入社するような習慣はありません。
なので、決まった就活に適した時期なども特に無く、人が足りなくなれば募集されるというイメージです。
実力主義の社会なので、年齢や学歴よりも経験があって即戦力になるかが重要視されます。
海外インターンをしている日本人留学生が力を認められれば、現地採用のオファーが来ることも十分にあるでしょう。
ただ、一般的には就労ビザや永住権を持っている人が現地採用されることがほとんどです。
長期留学後、現地採用で就職するには
現地で就職活動する方法
オーストラリアで正社員扱いで就労することは学生ビザなどでも可能です。
しかし、長期的に仕事優先の生活をしたい場合は就労ビザの取得が必要です。
まずは就労ビザサポートをしている店を見つけます。
そこで採用され、就労ビザのサポートをしてもらえる候補者になる必要があります。同時に、英語力も求められます。
具体的に必要な英語力は、IELTSという英語テストで規定のスコア(最低オーバーオール5.0)の取得が必要です。
就労ビザの申請方法
就労ビザとは
就労ビザには永住権に繋がるものと、そうでないものとありますが、どちらにしてもビザのサポートをしてくれるスポンサー(雇用主)が必要です。
スポンサーはビザサポート者に対して多額の投資が必要となるため、店側からすると軽々しくできるようなものではありません。
ビザサポートを受けたい人は日本人以外にもたくさんいるので、競争に勝つ必要があります。
就労ビザ取得の条件・申請方法
さらに申請の条件には英語力を示すことも含まれています。
IELTSというテストでスコアを取得する必要があります。
IELTSはテスト対策をしていなければネイティブでも高得点が取れないと言われるほど難易度の高いテストです。
したがって就労ビザを目指すときは、勉強に仕事に、忙しい日々になるでしょう。
スポンサーとなる企業の情報等も必要になるので、ビザコンサルタントやエージェントを介してビザ申請をすることが一般的です。
もっと留学費用を格安に抑えるコツ
1週間、1ヶ月留学ならホームステイがお得?
1週間でそれぞれの滞在方法でかかる費用の相場です。
ホームステイ | 約2万円~(食費あり) |
学生寮 | 約1.5万円~(食費なし) |
シェアハウス | 約1.2万円~(食費なし) |
オーストラリアの家賃は水道光熱費やネット代が含まれているケースが多いです。
節約したくて安いシェアハウスを選んだとしても、1週間では調味料を購入するのももったいないと感じるほどの短期。
外食やサンドウィッチなどを購入して食べることも多いと思います。
ホームステイは一見高いですが、食費も含まれているため、1週間で見ればどこに住んでもほとんど変わらないと言えそうです。
長期留学のお勧めの滞在方法
ホームステイ | 約100万円~(食費あり) |
学生寮 | 約75万円~(食費なし) |
シェアハウス | 約60万円~(食費なし) |
長期の生活になればなるほど、食費の節約が出来る人はシェアハウス暮らしが最も費用がかからずに滞在できる方法です。
留学費用が安い時期に行く
世界中から留学生が集まる人気都市メルボルンは、シェアハウスの家賃や学費が値下がりする時期はありません。
ただ、航空券は価格変動が大きいので、安い時期に行ければ大きく節約が可能です。
夏休みやGWのような大型連休は航空券が高い時期の代表的な時期。
こういった時期を避けた平日、それも3か月前などなるべく早めに予約することがポイントです。
高い時期と安い時期では倍かそれ以上変わってきます。
留学エージェントを利用しない
留学エージェントとは
留学エージェントとは留学生と国を繋ぐ代理人のような存在の会社です。
エージェントの役割(留学手配などのサービス提供)
出発前のカウンセリング・アドバイス・ビザの申請・語学学校の紹介・入学手続き・ホームステイ先の紹介・入居手続き、保険の紹介など、留学に必要な諸々の準備を一手にサポートしてくれます。
エージェントの中には帰国後の進路相談に応じるところもあり、サポート範囲は多岐に渡ります。
仲介料
サポートはボランティアではありませんので、サポート費用が発生するところが一般的です。
また、紹介先の語学学校や旅行会社などから紹介手数料で収益を得て、留学生からは費用を取らない無料サポートのエージェントもあります。
仲介料の節約
留学の手続きは実は個人でも行うことができます。
実際にエージェントの費用を節約するために自分で諸々の申請や手続きを行う人もいます。
授業料が安い語学学校を探す
費用を考えるとき、語学学校選びも重要です。
入学金 | 1.5〜2万円 |
授業料 | 2.5万円 |
教材費 | 5千円 |
合計、4~5万円程度ですが、授業料が安いところでは2万円ほどの学校もあります。
学校選びで格安留学を実現することも可能です。
留学中の節約方法
自炊する
物価が高いメルボルンですが、その中でも外食の費用は高額です。
日本の安い居酒屋感覚で好きに飲み食いすれば、1人1万円くらいはすぐにいってしまいます。
外食産業が盛んなので、外食もぜひ楽しみたいところですが、外食を控えることは節約には欠かせません。
まかないがある店でアルバイトする
週に5日まかないがある店で働ければ、食費をかなり抑えることが可能です。
その分外食に行くことも出来るので、飲食店でのアルバイトはお勧めです。
家賃が安いところに住む
オーストラリアの中でもメルボルンは家賃が高いエリアです。
シェアハウスでなるべく家賃を抑えるのは節約の定番。
住む場所にこだわらない人はリビングシェアも探してみることをお勧めします。
英語力アップのコツ・キャリアアップに活かすコツ
ホームステイで英語漬けになる
語学学校で習った英語をゆっくり実践できる環境がホームステイです。
学校はもちろん英語環境ですが、それは教師と生徒間であって、生徒同士の会話はイマイチちぐはぐなことが多いのが現実です。
スピーキング力の向上にはネイティブの力が必要不可欠。
ホストファミリーとの交流を大切にしていれば短期留学だったとしても短期集中で英語力を伸ばせる可能性を秘めています。
現地の一般家庭の生活を通じてオーストラリアの文化に触れることも出来るので、ホームステイは留学生活の充実に大きく役立ちます。
日本人・アジア人が少ない時期を狙う
日本人やアジア人は、春休みや夏休みを利用した1週間~の短期期間留学をする学生が多くいます。
大型連休を外した時期であれば、留学生がいくらか少なくなることが見込めるので、より英語環境での学習を可能にします。
特に英語力が高まる語学学校のコース例
IELTSテスト対策クラス
英語圏の国では、英語力を測る指標としてTOEICのスコアではなく、IELTSやTOEFLのスコアを用いることが一般的です。
その中でもオーストラリアはIELTSを標準として採用しているところが多く、大学入学の条件や一部ビザ申請の際の条件にIELTSのスコア取得を求められます。
語学学校の多くがIELTSテスト対策クラスを持っています。
IELTSはTOEICと違い、読み・書き・話す・書くすべての項目にテストがあり、スコアが付きます。
相対的な英語力を測れるほか、日本人が苦手とされるスピーキングもあるので、英語力向上には役立つ勉強になるでしょう。
ビジネス英語コース
ビジネスシーンに適した英語、メールの書き方などを学ぶコースです。
一般英語クラスでは使わない単語や表現があるので、英語の幅を広げるのに適しています。就職や転職にもアピールできる内容です。
オーストラリアの学校にはマンツーマンレッスンはなく、どこもグループレッスンを採用しています。
英語力への効果アップするためにやるべきこと
<留学中>いろんな人と積極的にコミュニケーションを取る
ホストファミリーや学生寮のルームメイト、語学学校の友達など、自分の周りにいる人とはどんどんコミュニケーションを取りましょう。
日本人だったとしても、家や仕事の紹介だったり、その人を通じて新たな人に出会えることもあります。
柔軟に誰とでも繋がることが、チャンスや可能性を広げてくれます。
<留学中>予習・復習をしっかりやり続ける
英語の定着には、自分自身で行う自習が非常に重要だと言われています。
語学学校で習ったことの復習・予習を習慣づけましょう。
<留学後>TOEICを受講する
日本に帰国して、英語力をキープ・向上するにはなにか目的や目標がないとなかなか続きません。
TOEICで目標スコアを決めて、テストを申し込んでしまえば、そのスコア取得を目指して熱心に勉強できるものです。
TOEICは一般英語で使う表現よりもフォーマルな単語や言い回しが多いので、英語力向上に良い勉強になります。
<留学後>オンライン英会話を使う
読み書きはテキストを使えば出来ますし、映画などでリスニングを鍛えることもできます。
しかし、スピーキングは話し相手がいないと向上されません。
オンライン英会話であれば、非常に安価で手軽にスピーキング力を補うことが出来るので、一つの学習ツールとして効果的です。
留学を就活・転職に活かすためにやるべきこと
<留学中>現地で働く
レストランやカフェ、海外インターンを利用したホテルやオフィス業務など、英語力ややりたいことに応じてさまざまな仕事を経験することができます。
大学生にとっても社会人にとっても、就職・転職の時に強みになるのは英語力や学歴もさることながら、実務経験が最も大きなアピールポイントになります。
ボランティアでも単純な仕事内容でも、なにか現地での仕事の経験を持っておくと、後々役立つでしょう。
<留学中>専門的な知識を学ぶ
語学学校で学べるビジネス英語コースのほか、TAFE(専門学校)でマネージメントやマーケティングを学ぶことも可能です。
自分が配属を希望する部署やポジションに必要な知識を得られれば、面接時のアピールポイントになるでしょう。
<留学後>TOEICの受講
留学の経験がある、だけだと英語力はどれくらいなのか?という疑問が出てきます。
今の日本では英語力を示すものとしてTOEICのスコアが当たり前になっており、英語がわかっていない採用担当者にも通じる資格のようなものでもあります。
書類審査を通過する時に、書けるスキルが多いに越したことはありません。
<留学後>英語の勉強を継続する
特に英語力を必要とする仕事に就くことを希望する場合、実際に仕事を開始する時に留学で得たことを忘れてしまっていては話になりません。
英語は使わなければどんどん忘れていってしまうので、勉強を継続しましょう。
シェアハウスをして海外移住の予行練習
海外転職や海外移住を目指す人にとって、シェアハウスでの生活は現地での生活をイメージする良い予行練習になります。
特にメルボルンは物価と地価が高く、アパートに一人暮らしをするにはそれなりの収入を得ていなければ実現できません。
海外生活の始まりはホームステイという人も多いですが、ホームステイは生活費が高い上に中心地から離れているので長期留学の間ずっと住むには少々不便です。
シェアハウスはハウスメイトと英語で会話できることはもちろんのこと、好きなエリアに住めて費用の節約にもなるので、住んでみることをお勧めします。
大学・大学院進学をめざす
語学留学から大学編入には下記の2パターンあります。
- 大学が入学基準として定めているIELTSのスコアを取得して大学編入を希望する
- 大学提携の語学学校で大学進学ができるコースで初めから留学をする
オーストラリアの大学は世界的に見ても優秀な学校が多く、学歴や英語力を重視する企業への就職時に活かせる点は大きなメリットになるでしょう。
ただし大学に進学した場合、学費だけで年間200万円以上かかります。軽い気持ちで払える額では無いので事前によく検討が必要です。
メルボルンとブリスベンの期間別留学比較
費用の違い
オーストラリアのもう一つの大都市ブリスベンで1週間留学(ホームステイ)をした場合の費用相場(目安)を比較してみましょう。
メルボルン | 17万円~ |
ブリスベン | 15万円~ |
上記費用には生活費(家賃、水道光熱費、ネット代、食費)、語学学校での学費と渡航費が含まれた目安です。交際費は含んでいません。
どちらも大都市であり人気都市なので、物価に差はほとんどありません。
特徴・メリット比較
次に、それぞれの都市の特徴を見ていきましょう。
メルボルン
- 一部区間トラム無料など、交通機関が便利で住みやすい
- カフェやバーが充実している
- 働き口が多い
- 全豪オープンやF1の大会などイベントが多い
- 語学学校や専門学校が充実しており、教育水準が高い
ブリスベン
- 気候がとても良く住みやすい
- ゴールドコーストやケアンズといったほかの都市にも行きやすい
- シェアハウスを見つけやすい
- 語学学校や専門学校が充実しており、教育水準が高い